0001-01-01 00:00
60歳以上の当事者が死亡し、介護疲れや将来への悲観などが原因とされる親族間での殺人や無理心中事件が2021年までの10年間で、全国で少なくとも計437件(死者443人)あったことが判明した。平均すると、8日に1件発生していることになる。
毎日新聞など全国38紙の1996年以降の記事を基に、在宅介護を受ける60歳以上の要介護者と、介護する親族による殺人や心中事件を集計した。当事者の年齢や家族関係などについても確認した。
当事者の関係別では、夫婦214人▽親子(義父母含む)206人▽兄弟姉妹13人▽祖父母・孫7人▽その他親族3人――と続いた。要介護者と介護する側(ケアラー)がともに60歳以上だっ…