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中学受験において、わが子に「優秀な同級生に囲まれて6年間を過ごして欲しい」と考え、難関校への進学を望む親は多い。だが学校内での順位が、その後の学力に影響するという研究がある。チャレンジ校を目指して、成績が低迷し続ける「深海魚」になるよりは、実力相応校を目指すべきなのか。
心理学には「小さな池の大魚効果」という理論がある。同じ能力であっても、同級生の学力が高い学校に通う生徒は、低い学校に通う生徒よりも「自分は勉強ができない」という自己概念を持ってしまうという現象だ。
この理論を裏付ける研究は海外には多くあり、学力だけでなく、大学の進学先や就職後の収入にも影響を与えるといったデータもある。一方で…